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中国国内銀行、08年に一段の信用リスクに直面する可能性=銀監会副首席(ロイター)

[北京 21日 ロイター] 中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の蒋定之副首席は21日、国内商業銀行が2008年に、国内の金融引締めや米サブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手向け住宅融資)問題などの影響で、一段の信用リスクに直面する可能性があるとの見方を示した。

 同副首席は銀監会のウェブサイトに掲載された声明で「国内外の経済および金融状況は08年に一段と複雑になり、中国は持続可能な経済・金融発展において、より厳しい課題に直面する」と述べた。

 同副首席は、米国のサブプライムモーゲージの債務不履行に端を発した混乱は、銀行が直面する課題のひとつにすぎないと指摘。国内の景気過熱やインフレ、変動の激しい株価や不動産価格、政府の環境保護への取組みなど、様々な課題に対処しなければならないと強調した。

 「マクロや金融環境の引き締めにより不良債権が再び増加し、銀行が信用リスクに直面する可能性がある」と述べた。また、小規模の銀行は、預金準備率引き上げに伴い流動性不足に直面する可能性があるとの見方を示した。

 さらに、金利および為替レートの制度改革もリスク要因になると指摘。「金利や為替相場が一段と市場ベースに移行するにつれ、銀行の市場リスク管理はより困難になる」としたうえで、融資の伸びを「経済成長とリスク管理能力」に一致させる必要があるとの考えを示した。

 また、銀監会が08年に「窓口規制」を強化し、銀行の信用付与に対する管理の向上を目指す方針を明らかにした。



[ロイター:2008年01月22日 07時47分]