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金融規制緩和に慎重、米サブプライム問題受け=中国銀監会委員長

[ボアオ (中国) 11日 ロイター] 中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の劉明康委員長は11日、米サブプライムローン(信用度の低い借り手への住宅ローン)問題を受け、金融規制当局が容易に監視を緩めたり、自由市場政策に盲従したりすべきでないとの認識を示した。

 委員長は、サブプライム危機に類似する問題が中国で発生するのを防ぐため、銀監会は市場や金融機関、金融商品を慎重に監視していくと述べた。

 記者団に対し「米国は、市場が政府の介入なしに資源を効率的に配分することができると信じ、長らく自由市場資本主義を提唱してきた。しかし必ずしもそうであるとは限らない」と述べ「時として市場は機能せず、市場の調整を待てばコストは通常、著しく大きくなる」と指摘した。

 2戸以上の住宅を購入する顧客に融資する場合には、銀行が融資基準を緩めず、より厳しい調査を行うよう指導していくと述べた。

 企業融資に関しては、自己資金が少ない企業や、負債が高水準の企業に対する融資を規制していく考えを示した。

 また、中国の資産担保証券(ABS)市場は、現時点で約350億元(50億ドル)にとどまり、30兆元に上る同国の銀行ローン市場のごく一部にすぎないと指摘。米クレジット危機のような問題が発生する可能性は極めて低いとの認識を示した。