米ファニーメイとフレディマック、上場廃止へ
[ニューヨーク 16日 ロイター] 米連邦住宅金融局(FHFA)は16日、米政府系住宅金融機関(GSE)の連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)と(FNM.N: 株価, 企業情報, レポート)連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)(FRE.N: 株価, 企業情報, レポート)を上場廃止にすると発表した。
株価がニューヨーク証券取引所の基準を満たさなくなったため。
今後は店頭市場で取引されることになる。ファニーメイとフレディーマックは2008年9月から公的管理下にある。
FHFAは両社に対し、普通株と優先株をすべての国内取引所で上場廃止するよう指示した。
FHFAのデマルコ局長代行は声明で「FHFAが両社に対して上場廃止を指示したのは現在の業績や今後の見通しを踏まえたものではない。また、監督・管理機関としてのFHFAの決定や結論とも関係はない」と述べた。
その上で、株価の維持や赤字抑制に関する上場規定が上場廃止決定の理由と説明した。
NYSE上場株式は株価が終値で1ドルを下回ると上場廃止となる可能性があるが、ファニーメイとフレディーマックの株価は30営業日以上、1ドル付近で推移している。
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