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11月米非農業部門雇用者数は減少幅が2年ぶり低水準

[ワシントン 4日 ロイター] 米労働省が4日発表した11月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が1万1000人減と、減少幅が市場の予想を下回りほぼ2年ぶりの低水準となった。また、失業率は10.0%に小幅低下し、雇用市場が回復に向かっていることを示唆した。
 10月の非農業部門雇用者数は速報の19万人減から11万1000人減に、9月は前回の21万9000人減から13万9000人減にそれぞれ上方修正され、減少幅が合わせて15万9000人分縮小した。

 ロイターがまとめたアナリスト予想は、非農業部門雇用者数が13万人減、失業率が26年半ぶり高水準の10.2%で変わらずだった。

 カボット・マネー・マネジメント(ボストン)のポートフォリオマネジャー、ウィリアム・ラーキン氏は「朗報だ。痛みが依然拡大しているというニュースは歓迎されない」と述べた。

 労働省によると、米経済が景気後退入りした2007年12月以来、720万の職が失われた。しかし、一時解雇(レイオフ)のペースは今年に入ってから大幅に鈍化している。アナリストは労働市場は転換期に近い可能性があり、10年初頭に雇用が拡大する公算が大きいとみている。

 11月のデータは非農業部門雇用者数が12万人増だった07年12月以来最も強い数字となった。

 改善は広範囲に及んだ。製造業は4万1000人減。前月は5万1000人減だった。建設は2万7000人減。前月は5万6000人減だった。

 民間のサービス部門は5万8000人、専門職は8万6000人、教育・医療サービスは4万人、人材派遣は5万2400人、それぞれ増加した。政府は7000人増加。

 平均週間労働時間は33.2時間と2月以来の高水準となった。前月は33時間だった。
 時間当たり賃金平均は前月の18.73ドルから18.74ドルに小幅改善した。


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