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調査:ECB、第2四半期に追加利下げの見通し

[ロンドン 5日 ロイター] ロイター調査によると、欧州中央銀行(ECB)は深刻なリセッション(景気後退)に陥っている欧州経済を支援するため、数カ月以内にあと1回の追加利下げを実施し、その後、非伝統的措置を導入する見通し。

 ECBは5日の理事会で主要政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き下げ1.50%とした。利下げは昨年10月以降5度目で、政策金利は最低水準となった。またスタッフ予想では、域内総生産(GDP)伸び率見通しとインフレ率見通しを下方修正、追加利下げにも含みを持たせた。

 トリシェECB総裁はまた、景気浮揚に向けた「非標準的措置」の活用を検討していると述べた。

 5日の利下げ発表後に66人のエコノミストを対象に実施した調査では、58人が第2・四半期の追加利下げを予想、4月に実施される可能性が最も高いとの見方を示した。大半は50bpの利下げを予測している。

 エコノミストはさらに、ECBが最終的には他の中銀に追随し、量的緩和策を導入するとみている。今後数カ月以内にECBが量的緩和を実施する確率は予想の中央値で50%と、2月25日の調査時の40%から上昇した。

 ただ昨年10月から合計275bpの利下げを実施しているECBが、政策金利をゼロ近辺まで引き下げるとはみられていない。

 調査によると、利下げは1.0%の水準で打ち止めとなり、2010年末までその水準が維持される見通し。

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