破たんしつつある金融機関への対応、迅速に行う必要=米連銀総裁
[ワシントン 6日 ロイター] 米カンザスシティー地区連銀のホーニグ総裁は6日、米政府は深刻化する金融危機を解消することなく、金融機関を一部国有化していると述べた。
そうした政府の対応を厳しく批判した。
講演原稿の中で総裁は、当局は苦境にある金融機関の支援に向け流動性供給や公的資金投入を迅速に実施してきたが、一貫性のある計画を策定しておらず、一部機関の債務不履行などの問題に取り組んでいないと指摘。
「われわれは当然ながら、こうした機関の『国有化』を好まない。とは言うものの、今の対応では、危機を解消することなく金融機関が一部国有化されるような状況に陥りつつある」と述べた。
総裁はさらに、時間がかかる部分的アプローチは市場の信頼感と透明性の回復につながっていないとし、「金融システムのファンダメンタルな問題への取り組みに時間がかかっており、破たんしつつある金融機関について決定的な措置を講じることに消極的になっている」と述べた。
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そうした政府の対応を厳しく批判した。
講演原稿の中で総裁は、当局は苦境にある金融機関の支援に向け流動性供給や公的資金投入を迅速に実施してきたが、一貫性のある計画を策定しておらず、一部機関の債務不履行などの問題に取り組んでいないと指摘。
「われわれは当然ながら、こうした機関の『国有化』を好まない。とは言うものの、今の対応では、危機を解消することなく金融機関が一部国有化されるような状況に陥りつつある」と述べた。
総裁はさらに、時間がかかる部分的アプローチは市場の信頼感と透明性の回復につながっていないとし、「金融システムのファンダメンタルな問題への取り組みに時間がかかっており、破たんしつつある金融機関について決定的な措置を講じることに消極的になっている」と述べた。
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