還暦親父の暇つぶし

アーリーリタイアー夢実現すべくマレーシア移住、マレー株式投資、仮想通貨投資家などで外こもり中から帰国

泣く時

泣く時は、人それぞれ違うということが恥ずかしながら最近知ったのだ。
僕の場合は、悲しい時は泣かない。
どちらかというと、感動したときだから、うれしい時になるのだろうか。
その人が努力して努力して、やっと夢を実現したときなどは、
本当に感動ものなのだが、ドラマ仕立てにしてしまうと駄目なんだ。

中島みゆきの歌でヒットしている番組は特に嫌いだ。あまりにもドラマ仕立て過ぎるからだ。
ドキュメンタリーにしてはナレーションのわざとらしさが気になって仕方がないから、僕は見ない。

ある人は過去の出来事で成功したことのみを取材し、
すでに終わったことのドラマをつくり視聴率稼ぐ手法はよくない。と言っていた。同感だ。
ある事象があったら、成功者は唯一。その他、大勢の敗者がいる。
そこが僕らがいる一般人なのだから、僕には起こりえないことだし、
すでに過去の出来事だから感動はできない、だから、泣けない。ということだ。

最近、涙したのはある熱血先生補佐の話だ。プロの格闘家だそうだが、
あまり強いほうではないようでTV、雑誌などでは見たことがない選手だ。
その選手兼先生補佐が引退を賭けた試合のために10kg弱減量し、過酷な練習をしていく、
その姿勢をぐれかかった生徒達に見せながら、試合に臨む。

結果はドラマのように大逆転勝利であったが、リアルなので、思わずもらい泣きをしてしまった。
いっしょに感動した。
やはり、僕の場合は自分で手が届きそうな感動にしか同調できないのかもしれない。

イチローが大リーグ記録を出しても感動はするが泣かないし。
自分のキャパが思わずちっちゃいな、と思った日でもあった。