還暦親父の暇つぶし

アーリーリタイアー夢実現すべくマレーシア移住、マレー株式投資、仮想通貨投資家などで外こもり中から帰国

過去との決別

紙切れ一枚だが、それに捺印することで、10数年の結婚生活に完全に終止符を打つことになる。

すでに別居して2年近くになるが、それでもやはり、寂しくなる。
心があらためて痛い。本当に痛いのだ。

ただ、2年前に比べて何かが違った。
当時は食事も喉に通らないという状態で、体重が激減した。
今回については、もちろん食欲は無くなったが、まったく食料を受け付けない、というほどではなかった。
それだけ、心が痛みに耐えられるようになったのか。
自分でも少しは精神的にタフになったなぁ、と妙に実感してしまった。
当事者でなければ、わからない心の痛み、今までの人生で一番辛い出来事であるが、
死に別れではないし、大喧嘩をしたわけでもない。
だから、彼女の決心を尊重し捺印に同意したのだ。
捺印をするときに本当に結婚から10数年の生活を思い出した。
嬉しかったのは、いい思い出しか思い出さなかったことだ。

彼女からの手紙の中に「・・・お互い違う道を歩みますけど、出会えてよかった・・・」とあった。

僕も同じ気落ちである。
夫婦とは、いったいなんなのだろう?
男と女とは?
人間は、一人で生まれて一人で死す、所詮、孤独な生物なのだろう。
そこに愛はあったのか。今となっては、すべて過去の出来事になってしまった。
これを機に未来に向かって進んでいこう。
それしか、方法は無いし、未来はきっといいことがおきる。
と考えて行動しないと気が参ってしまうからだ。

だから、言いたい、
読んでくれた方にも「きっと良いことが起こりますように」