還暦親父の暇つぶし

アーリーリタイアー夢実現すべくマレーシア移住、マレー株式投資、仮想通貨投資家などで外こもり中から帰国

2006年中国株式動向その2 ブロードバンド

昨日につづき、中国大陸の様々な指標について検討していきたい。
前回はマクロ指標のGDPについて話をした。すでに中国圏は世界3位の
経済圏ということを伝えたかった。

さて、今回は、経済発展に多大なる貢献をしてきた、メディアについての
話である。といっても従来のテレビ、ラジオ、新聞、ではない。
そう、20世紀末に登場し、第4のメディアとなったインターネットについてだ。
インターネットといえば、ブロードバンドでないと真の機能を使えないのは、
言うまでもない。
そこで、ブロードバンド加入回線を調べてみたら、なんと驚くことを
発見した。自分の予想では、中国はまだまだ、先進国以下だ、と考えていて
GDPの3位(前回参照)よりは、まだまだ下だろうと思っていた。
が、調べてみたら、(PointTopicの調査05年Q3時点)
1位 米国 4090万回線
2位 中国 3500万回線
3位 日本 2090万回線
4位以下 韓国、フランス、イギリス、ドイツと続く。
人口比では低いが、絶対数でみるべきだろう。なぜなら、知識と購買力がある人
数に直接結びつくからだ。
さらに驚いたことに
加入回線数増加率 1位は中国で360万回線、2位米国の270万回線だった。
(ちなみに日本は63万増と横ばい傾向)
すると06年度後半には、ブロードバンド人口の世界一は、中国!

ただ、私は、このデータにも香港、マカオ、台湾の中国圏分は入っていないだろうから、
その分を加味するとすでに中国圏は、実質 世界一のブロードバンド回線数といえる。
第4のメディアと称されるインターネット。
そこに最も近い国が、21世紀を牛耳ることになると予測できる。
あえていうまでもないが、あらためて検証すると、
IT関連産業が20世紀後半に出てきて30年あまり経過した。
2000年には米国ナスダック市場のITバブルも崩壊。
過去のバブルの歴史を振り返ってみてもわかるとおり、
バブル崩壊→企業の統廃合→コストが大きく下落→コモデティ化(大衆化)
へと行き、新たな市場を創造するからだ。
これでは、いくら共産主義を政府が唱え強化しようとしても、ネット接続のお金
持ち層は、中国政府の言うことを聞くことはないし、政府も管理できないだろう。
このことからも安心して香港経由で中国へ投資できると判断できる。

さてと、続いて、このあとは、各産業別に検証していこうとおもう、
順番は前後するかもしれないが、通信(モバイル)、エネルギー(石油、石炭、ガス)、
食品・飲料、不動産、インフラ(発電、ガス)などを考えて、
銘柄もある程度、取り上げていこうと思
う。

ふっー。そろそろ、疲れたので続きはまた、次回。