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2010年のギリシャ経済成長はマイナス4%程度に=中銀総裁

[アテネ 3日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるギリシャ中央銀行のプロボポラス総裁は3日、2010年のギリシャの経済成長率がマイナス4%程度になるとの見方を示した。
 公務員の賃金や年金のカットでリセッション(景気後退)が予想以上に深刻になる見通し。
 ロイターが入手したスカイ・テレビとのインタビュー原稿によると、プロボポラス総裁は「われわれは最近まで、2%程度のマイナス成長を予想した上で、ギリシャ経済を取り巻く不透明感を踏まえれば、状況は大幅に悪化する可能性もあるとしてきた」と表明。
 その上で「過去数日間に欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)、欧州中央銀行(ECB)の代表団は、マイナス4%程度になるとの予測を示した。その近辺になる見通しだ」と述べた。
 わずか2週間前にギリシャ中銀が示した見通しを修正する理由について説明を求められると、EUとIMFから融資を受けるために政府が発表した新たな緊縮財政措置と関連していると回答。「歳出削減幅の拡大や増税によって事実に変更が生じた」と述べた。緊縮財政策には公務員賃金や年金のカットが盛り込まれている。
 ギリシャが債務再編を行うとの憶測についてはナンセンスだとし、「ギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥ると予測する向きは、きょうもなお、ギリシャは融資を受けても最終的には債務再編が必要になるなどのさまざまなうわさを流しているが、まったくのナンセンスだと思う」と語った。