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第2四半期の米住宅ローン延滞率が過去最悪更新

[ニューヨーク 20日 ロイター] 米抵当銀行協会(MBA)は20日、2009年第2・四半期の米住宅ローン延滞率が、過去最悪となった前四半期から一段と悪化したことを明らかにした。
 一方、差し押さえ手続きに入ったローン率は小幅ながら減少に転じた。

 第2・四半期の米住宅ローン延滞率(季節調整後)は9.24%で、前四半期の9.12%から上昇し、過去最悪の水準を更新した。前年同期は6.41%だった。

 差し押さえ手続きに入ったローンの率は1.36%と、過去最悪となった前四半期の1.37%から小幅低下した。四半期ベースでの低下は08年第3・四半期以来初めて。

 サブプライム変動金利ローンの差し押さえが大幅に減少したことが背景。一方、プライム固定金利ローンを中心にその他のローン差し押さえは大幅に増加した。失業率の増加が影響しているとみられる。

 MBAの首席エコノミスト、ジェイ・ブリンクマン氏はインタビューで「プライム向け固定金利ローンの差し押さえ増加は主に、失業に起因している可能性がある」と述べた。

 州別ではカリフォルニア・フロリダ・アリゾナ・ネバダ州での差し押さえ率が引き続き高水準にとどまっている。ただ、それらの州の全体に占めるシェアは前四半期から小幅低下した。

 ブリンクマン氏は「これら4州が、第2・四半期に全米で新たに差し押さえに陥った件数全体の44%を占めている。第1・四半期の46%からは低下した」と述べた。


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