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第1四半期中国GDPは+6.1%に鈍化、予想下回る

 [北京 16日 ロイター] 中国国家統計局は16日、2009年第1・四半期の国内総生産(GDP)伸び率は前年同期比6.1%となり、2008年第4・四半期の6.8%から鈍化した、と発表した。

 中国が四半期ごとのGDP統計を開始した1992年以来の低い伸びとなった。また、エコノミストの予想の同6.3%にも届かなかった。

 第1・四半期のGDP伸び率は、輸出の大幅な減少が押し下げ要因となったが、総額4兆元の景気対策の実施を受けて融資が急増し、マイナス効果はいくらか相殺された。

 第1・四半期の都市部固定資産投資は28.6%増と予想以上に伸びたほか、3月の鉱工業生産は前年同月比8.3%増と1─2月の3.8%から大幅に加速した。

 統計局のスポークスマン、Li Xiaochao氏は記者会見で、第1・四半期GDPについて「経済全般に明るい変化がみられ、予想を上回った」と述べた。

 ただ、輸出需要が急激に落ち込み、企業利益の減少、歳入の減少、失業問題の増大につながっているとも指摘。「国内経済は減速圧力に直面している」と述べた。

 商品市場は中国GDP伸び率の鈍化を織り込み済みで、発表後も原油価格と銅価格は発表前の上昇を維持。円は発表を受け、米ドルなど対主要通貨で上昇している。



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