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米国の景気後退、来年まで続く公算大=フェルドシュタイン教授

[北京 24日 ロイター] フェルドシュタイン・米ハーバード大学教授は24日、米国の景気後退(リセッション)は2010年に入っても続く公算が強く、米政府は大規模な追加財政刺激策を導入する必要に迫られる可能性があると述べた。

 現在当地を訪問中のフェルドシュタイン教授はロイターとのインタビューで、現在の景気刺激策の効果は、予測される個人消費、輸出、住宅建設の落ち込みの、比較的小さな部分を相殺するにとどまるとの見方を示し、「経済は2010年に入っても悪化を続けると懸念している」と述べた。

 その上で「景気後退がいつ終わるのかはわからない。ただ今年中に終わるという見通しは楽観的過ぎるように思える」と語った。

 米政府の現在の財政出動について「消費の低迷が引き起こしている下方圧力を相殺するには、規模が小さすぎる」と述べ「金融市場を立て直すことでこの下方圧力が相殺されるとは思わない。その場合、いつかの時点で追加的な財政出動の必要が出てくると考える」と述べた。

 想定される追加策の規模については、それがどの程度景気刺激に効果を与えられるかによるが、少なくとも現在の対策と同程度の影響を与えるものである必要がある、とした。

 米政府が先月策定した景気刺激策の規模は7870億ドル。

 フェルドシュタイン教授はオバマ大統領の経済回復諮問会議のメンバー。



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