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ECB、07年に外貨資産の円比率を引き上げ

[フランクフルト 21日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)は、2007年に金売却益で外貨資産を拡大し、円の比率を引き上げたことを明らかにした。ECBは年次報告で「大半の金売却益が日本円に向かった」とし、ドル購入はより小幅なものにとどまったとした。

 ECBは07年中に、79トンの金を売却する方針を明らかにしていた。

 07年末時点での外貨資産は321億ユーロ。06年末時点では320億ユーロだった。外貨資産構成通貨はドルが79.7%と06年83%から減少。円は17%から20.3%に増加した。

 07年末時点での外貨準備高は428億ユーロ。06年末の423億ユーロから増加した。金売却とポートフォリオ管理による収益が、ドル・円の対ユーロでの価値下落を相殺した。