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公定歩合0.25%緊急引き下げ=ベアー資産担保に3百億ドル特別融資-米FRB

【ワシントン16日時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は16日夜、傘下の地区連銀を通じて市中銀行に直接資金を貸し出す公定歩合を緊急に0.25%引き下げて3.25%にすると発表した。また、ニューヨーク連銀と直接取引ができる内外の有力証券会社20社で構成するプライマリーディーラーに対し、公定歩合枠を使った資金供給枠を緊急設定する。
 融資枠の設定期間は少なくとも半年。公定歩合を使った市中銀行への貸し出しについては、期間を3カ月まで延長する。
 公定歩合を使った貸し出しでは、住宅ローン担保債(MBS)など幅広い資産が担保に認められる。MBSは、銀行間やヘッジファンド向けなどの融資に担保として使われており、この値崩れが金融市場の「異常な状況」(FRB当局者)を招いていた。
 FRBはさらに、JPモルガン・チェースによるベアー・スターンズの買収を即時承認するとともに、ベアーが持つ「流動性の低い資産」を担保に、JPモルガンへの300億ドル(約3兆円)の特別融資を決めた。本社ビルなどが担保になるとみられるが、FRBが債券などの通常の金融資産以外を担保に貸し付けを行うのは極めて異例。FRB当局者はこの融資について電話会見で、「一回限りのもの」と例外性を強調した。 
3月17日11時1分配信 時事通信