新規IPO(3355）ASMCについて

新規IPO(3355)Advanced Semiconductor Manufacturing Corporation
への応募についてProspectus(目論見書)を見た。

この会社はアナログにフォーカスした半導体製造の会社で、
アナログ用の半導体やスマートIDカード用途の不揮発性メモリなどを
手がける会社、2004年度売上Top10に入った、PhilipsChinaの子会社。
となっている。
2003年→2004年は売上、利益、大幅アップで2004年度は配当を出したようだ。
しかし、2005年度にかけて売上げ減少、経常利益は赤字転落、無配当のようだ。
香港交易所は赤字の会社でも上場させるのだろうか。
よく見ていかないと怖いものだ。

さて私見を述べていこう。
半導体関連では、設備投資のサイクルが早く、製品別の売上げ構成も
2-3年で変わってしまう。これでは中国株式の基本である長期投資は
おっかなくてできない。
また、配当金についても継続して出るかどうかわからない。
しかも昨年度は赤字転落、売上減となっている。
（実際に自分の持ち株の中で唯一下落したままの(0595)AVCもIT関連なのだ）
ということで、結論から言うと、今回は応募しないことに決めた。

上場日が4月7日なのでIPO価格（1.85HKD)に比べて
私の判断は（当然応募しないので）IPO価格よりもかなりの下落だと思うのが。
それとも世界中の金余り現象により、初日は+5-10%高､その後､暴落となるか。
いづれにしても減収ならまだしも収益のない会社(赤字転落）は今後も
投資を控えよう、なぜなら、0292も赤字転落しているからだ。