還暦親父の暇つぶし

アーリーリタイアー夢実現すべくマレーシア移住、マレー株式投資、仮想通貨投資家などで外こもり中から帰国

押し目買いをする前に

さて、本日は押し目買いについて考察してみたい。
香港市場は今年に入って石油、不動産、食品関連が1-3月で50-100%の上昇をしている。
その代わりに調子の悪いセクターは電力、ガス、運輸、電子、小売は下落している。
相関関係の薄いセクター間なので本当にそのとおりになっているのは、データとして
は面白いが、自身で投資していると全株上昇してくれないとつまらないのだ。
中長期投資が主体といってもやはり、3ヶ月で爆裂する銘柄ばかりの方が
絶対に楽しいのはあたりまえである。

さて、今日のテーマである押し目買い(ナンピン)についてだが、
例)現在値 チャイナ株 10.0HKD  100株購入したとする。
1  期待に反して下落
2  変わらず
3  期待通りに上昇
と単純に株価は上昇、下落、保持の3方向にしか動かない。

投資家は現在値が妥当だとおもい購入する。
しかし、期待に反して下落した場合、
押し目買い(ナンピン)をして平均購入単価を下げることが出来る。

しかし良く失敗するのは、少し下落しただけですぐにナンピンをいれて
その後また下落してさらにナンピンをするはめに。。。
米国ITバブルのときはこの方法で大損をしている。

そこで押し目買いの私なりの方法としては、以下を常に考えて行っている。
<ナンピンする前に考えること>
1 今追加で買うほどの株の価値があるのか。
2 その資金を別の銘柄へ投資したほうが利回りよくないか。
3 同じセクターの株の動向は、どうなっているのか。
4 平均単価を下げても現在値との乖離がいくらか、配当いれて何年かかるか。
例) 10.0→8.0に20%も下落。 ナンピンで追加購入 8.0HKD 100株 
   平均 9.0HKD 200株 
   元に戻るのに 8.0→9.0 12.5%も上昇する必要あり。
配当6%として約2年かかる。それでも追加で買うのか。

とこういったことを検証し自分なりに納得したらナンピンしていく。
そして所有している中国株はほとんどがナンピンをいれて現在プラスになった。
ただ、市場に連動する銘柄の場合は判りやすいのでナンピンしやすいが、
そうでないものは中々うまく行かないのが正直なところでもある。

さて、次に難しいのは、上昇した場合の追加購入方法と利益確定方法だ。
これは次回に記載する予定だ。