「幻想と現実」

幻想の世界とは、夢見る自分の状態を言うのだろうか。
夢の種類によっては、酔うこともあれば、憤ることもある。自分の望むものを手に入れたときに
似た感覚なのだろうか。人だけが「不安」を感じる生き物だからか。人は生まれ、物心つくころに
「いつか自分は死ぬ」ということを知る。考えてみれば残酷なことだ。動物は自分がいつか死ぬこと
は、気付かずに生きていける。だから、動物には「不安」がないのであろう。
では、人は、なぜ死ぬのをわかっていても生をまっとうしていかねばならないのであろうか。
考えてみれば、とても矛盾している。自殺できない人々は、現実逃避をするか、死を忘れるために
何か他のことをし続けるのだろうか。
「夢」とは、いったいなんなのだろう？人の数だけ夢がある。細かなとことまで分類していけば、
「夢」はそれぞれ固有のものになる。