還暦親父の暇つぶし

アーリーリタイアー夢実現すべくマレーシア移住、マレー株式投資、仮想通貨投資家などで外こもり中から帰国

軟調相場の影響が。。。

ここにも影響がでたようだ。
昨日、応募したIPO(0272)Shui On Land LimitedがなんとIPOを延期した。
マーケットの地合いが悪い中、思うように資金を集められなかったようである。
こんなこともあるくらいに香港市場の相場状態が悪いのであろうか。

今回の5月中から始まった下落については昨日までは以下のように考えていた。
「金利先高傾向でハイリスクの商品市場や一部株式市場の加熱から利益確定の
資金引上げがきっかけとなり、主にBRICs新興国の株安。米国株式は商品関連株の
下落程度ですみ一度5月末に下落は終了した。
その後、6月9日までにはそこそこ戻しつつあり、そのまま上昇か。
と期待していたら、、FOMCバーナンキ氏の余計なコメントのせいと欧州勢力は
World Cupで相場どころではない。とが重なってしまった。
それにより今度は米国株式から始まった一連の株安が欧州、アジアに飛び火してしまい
再び連動し下落を続けてしまう。そして本日は米国高からの連動で香港高となっている。

バブルの時期と決定的に違うのは、リスク資産から安全資産への資金シフトは
債券市場を見る限り、ダイナミックには起こっていない。
その証拠に長期金利もわずかしか下がっていない。
また米国市場のダウ下落率は10%の範囲内に収まっていて年初来安値は更新していない。
今年に入り昨年からかなり上昇し続けた主に日本、韓国、BRICs市場の下落が大きいだけである。
香港市場についての下落を予測すると今回の5月半ばから始まって
6月末のFOMC&World Cup終了の7月9日までの下落が、次の節目と見たい。
せっかく6月は配当金の入る時期だ。再投資するのに絶好の安値は嬉しい限りであるが、
心配なのは、バーナンキはたびたび発言で失態を犯している。
氏の発言次第では、7月から更なる下落もありうるので、6月末の下落時に全額は入れずに
IPO応募、事業再編買収関連、高配当で自動車やサービス関連への投資を主に
2,3度に別けて慎重に追加投資の時期を見極めたい」

と正直昨日まで考えていた。
が、強気のノー天気投資家の私でも今日のIPO延期には少々驚いた。
公募前の延期ならわかるが、昨日まで資金調達(応募時に資金を支払う)していたのに
IPOを延期した。ということは、資金がまったく集まらないほど、
相場が弱気になってきている表れではないか。
香港株式はストップ安がない。52週最安値更新銘柄もたくさん毎日たくさん出ている。
上昇したら2倍3倍になる銘柄もあるが、その反対に半分や3分の1になるものあるいは
10分の1になるものも出てくる。
タイミングよく、今日は少し相場も戻ってきた。このわずかなチャンスに
持ち株の半分を現金化することが必要ではないか。
ほんのわずかでも利益確定しCash flowを50%以上に高めていく、ということも検討しないと
いけないであろう。